UCLA研修1日目の報告です
8月1日に保護者の方々及び校長先生のお見送りを受けて羽田空港を立ち、10時間弱のフライトを経て同日朝9時半にロサンゼルス国際空港に到着しました。バスで市内に移動後、ファーマーズマーケット、ショッピングセンター及びスーパーマーケットが集まる地区でグループ別の2時間の自由行動となりました。生徒たちは疲れも見せず、自分達で昼食を注文し、買い物も楽しみ無事に集合時間に戻ってきました。海外で実際に英語を使って外国人と意思疎通することが初めての生徒もいて、店員とフレンドリーな会話ができたことに、充実感と達成感に溢れているようでした。夕方に緑豊かなUCLAのキャンパスに到着し、入寮手続きを済ませた後、カフェで夕食を楽しみました。アジアからアメリカンフードまでブッフェ形式で楽しめるカフェで、多様な国籍の人々が集まるUCLAのキャンパスの特色を感じことができる場でした。明日以降、いよいよ本格的なプログラムのスタートです。生徒が英語力に留まらず、人間的に大きく成長することを目指してプログラムを進めていきます。
UCLA研修2日目の報告です
いよいよ「リーダーシップ」をテーマに掲げて本格的な研修の開始です。午前中のモーニングセッションでは、「リーダーとは?」というテーマでグループディスカッションとプレゼンテーションを行いました。一見難しいテーマですが、@具体的な人物を思い浮かべる、Aその人の特徴、達成していることを挙げる、Bリーダーの定義を考える、C自分が生活の中でどんなリーダーとして活躍しているか考える、等のスモールステップを踏むことで生徒も無理なく取り組むことができました。全体を統括する進行役の講師と5人〜6人に一人のUCLA大学生のグループリーダーがつき、手厚い指導を行うことで生徒の英語を引き出してくれました。午後は、NASAの無人探査機等の研究開発を行うJET推進研究所の訪問です。柏陽高校専用のガイドをつけていただき、宇宙の無人探査機との交信を管理しているミッションコントロールセンターや現在稼働しているロボット組み立て施設を見学しました。最初は専門的で速い英語に圧倒されていた生徒ですが、やさしい英語に丁寧に言い換え、何度も言葉の意味の質問を重ねて、ようやく概要を理解できるようになってきました。全体説明の後、ガイドスタッフに探査機の構造について専門的な質問する生徒も出てきました。夜のレッスンでは、「理想のi-phoneケースをデザインする」という課題のためにグループでアイディアを出し合い、ディスカッションを通して考えをまとめ上げて発表するという活動を行いました。盛りだくさんの充実した1日でした。
 
UCLA研修3日目の報告です
研修3日目も、午前中のレッスン、午後のキャンパスツアー、UCLA内の研究所訪問、夜のレッスンと盛りだくさんの内容でした。アメリカでの生活に慣れてきた生徒は、さらなる成長のため、UCLAの大学生に自分から積極的に話しかけよう、カフェで知らない学生にも話しかけ交流しよう、という課題を設定しました。グループリーダーとレッスンの休憩時間に熱心に交流する生徒、カフェで教員の橋渡しにより、初対面のUCLAの学生や他国からの留学生と交流できた生徒など、それぞれにキャンパスライフを楽しんでいました。午後のUCLAのナノエレクトロニクス研究所は、ほとんどのグループリーダーのUCLA生にとっても初めて入る施設で、とても貴重な経験でした。見学ツアーでは、ガイドをしてくれたに研究者の方に質問をした生徒がいました。“What is the most important thing as a researcher?”(研究者として一番大切なことは何ですか?)“I think you should like what you do. It’s a life, not a job. You work until midnight and come back early to this place. You cannot do this if you do not like it.” (自分のしていること(研究)を好きになることです。これは、仕事ではなく生活そのものだからです。夜まで研究をして、朝早くに戻って来る生活です。好きでなければできないことです。) 最先端の研究をしている研究者が、高校生の素朴な質問にも丁寧に、真摯に答えてくれるとても感動的な場面でした。
 
UCLA研修4日目の報告です
4日目の午前はレッスン、午後は現地高校生との交流、夜はレッスンというスケジュールでした。レッスンでは、ジェスチャーによる伝言ゲームなど、楽しいアクティビティを交えながらも、自分の意見を理由と共に説明することを繰り返し求められます。初日は声も小さく、一言しか理由を言えなかった生徒も、少しずつ成長していることが分かります。午後のプログラムで交流した現地の高校生はとても気さくで明るく、チームビルディングのゲームにより一緒に盛り上がり、その後は共通の話題を見つけて熱心に話し込んでいました。夕方には、当初の予定外でしたが、同じ寮に滞在している台湾の英語学校の先生からのお誘いにより、希望者の生徒が、台湾の生徒と夕食時に交流しました。中学生が親元を離れて3週間も寮に滞在していることや、学校の英語教育が日本より早く開始されることを教えてもらい、新たな感動や経験がありました。また、生徒が日課として書いているジャーナルの中で「現地の英語のスピードに慣れてきた」「英語を話すときに緊張しなくなった」など英語コミュニケーションに自信を示す生徒が増えてきました。研修後半に向けて、日本語で行っている深い思考を英語でもできる限り表現していくことを目指します。
 
UCLA研修5日目の報告です
5日目のプログラムは午前と夜のレッスン及び午後のUCLAキャンパスに隣接するWestwoodという地域の散策でした。レッスンの導入のアクティビティでは希望者を募り、教室の前に出てジェスチャーの伝言ゲームをしますが、積極的に前に出て参加する生徒が増えてきました。同時にプレゼンテーションの一人一人の声が自信に満ちて大きくなってきました。アメリカの授業では発言しなければ、席に座っていても欠席していることと同じだ、という意識がだんだんと浸透してきたように感じます。午前のレッスンの最後には社会の身近な問題を取り上げ、解決方法を提案するプレゼンテーションを行いました。その中に日本の高校英語の授業を取り上げ、私たち英語教員に改善を迫るプレゼンテーションがあり、会場は大いに盛り上がりました。午後の散策では、キャンパスの外にグループリーダーのUCLA生と外出し、おしゃべりやショッピングを楽しみました。夜のレッスンでは最終日の個人スピーチの準備が開始されました。最終日まで生徒はどのようにリーダーシップについて学び、その成果をスピーチとして活かすのかとても楽しみです。
UCLA研6日目の報告です
6日目のプログラムは、午前のレッスン、午後はUSC(南カルフォルニア大学)の見学ツアー、夜はゲストスピーカーの講演でした。レッスンの合間の雑談も、日本とアメリカの社会システムや文化の違いなど、生徒の視野を広げる話題をグループリーダーが織り込んでくれるようになりました。生徒もそれについていこうとしています。レッスンでは自分の意見・理由に加えて自分の経験に基づいて具体例や、状況を詳しく説明することが求められるようになってきました。スムーズに英語が出てこなくてもグループリーダーは待ってくれます。深く考え、それを英語で表現しようとする生徒が増えてきました。午後の南カルフォルニア大学では、最初にコンピューターグラフィックスの技術をハリウッド映画に提供しているVision and Graphics研究所を見学しました。東京工業大学出身の日本人研究者の方と早稲田大学在学中で交換留学生の方が、最新のコンピューターグラフィックスの設備や技術のガイドをしてくださいました。その後、3〜4人に一人のUSCの学生がついてキャンパスを見学しました。生徒は、UCLAと学部の構成の違いやキャンパスの歴史に由来する建物の雰囲気の違いなどを感じ取っていました。夜の講演は、コンピューターサイエンの分野において、UCLAで博士号を取得された仲田氏の講演会でした。仲田氏は逗子市の出身で、横須賀高校、早稲田大学、UCLAとキャリアを重ねられた方です。早稲田大学在学中よりベンチャーキャピタルの資金援助を得て起業し、高校、大学、博士課程と全て給付型の奨学金を獲得されて学業・研究生活を続けてこられたそうです。仲田氏のライフストーリーは、生徒にとって海外留学・進学がより身近になる経験だったと思います。日本語による講演だったこともあり、CGや人工知能についてより専門的な質問も出てきました。
 
UCLA研修7日目の報告です
7日目のプログラムは、午前のレッスン、午後はスピーチ発表、夜は6日間のレッスン内容の復習、閉会式という内容でした。午後のスピーチは「UCLA研修で学んだことや考えを変えたこと、将来へ活かすこと」という題で42名が3分以内でスピーチを行いました。皆、自分の英語力・思考力・表現力を最大限に活用し、きちんと準備し、レッスンの内容と自分のパーソナルな学び、将来の目標を織り込み、落ち着いて表現力豊かに、個性を生かしたユーモア溢れるスピーチを披露していました。夜の閉会式ではプログラム修了証授与式の後、生徒がいつまでもUCLA生と別れを惜しんでいました。単なる語学研修ではなく「リーダーシップ」の修得を目的とした柏陽高校初のアメリカ研修として、皆様の期待に応えられているか、反省すべき点は多々あります。しかし、生徒がそれぞれに自分の成長を実感している姿を間近に見られたことは、引率者としてはとても幸せなことでした。今後、学校生活の中で参加者がどのようにリーダーシップを発揮していくのかとても楽しみです。